BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ペルソナ4 10巻

ペルソナ4 10【完全生産限定版】 [Blu-ray]

ペルソナ4 10【完全生産限定版】 [Blu-ray]

 アニメのペルソナ4は毎週欠かさず見ており、最終回の放送直後にDVDではゲームでのトゥルーエンドに相当するエピソードが収録されると聞いて、ずっと楽しみにしておりました。その後、レンタルが開始されるも近所のツタヤでは貸し出し中、というのを3回繰り返し、ようやく今日見ることができました。

 収録されているのはTV放送の最終回である第25話と完全新作の「No One is Alone」の2話。25話はTV版に新規のカットを追加したディレクターズカット版。TV版ではアメノサギリとの決戦の後、駅で悠を見送るシーンへと移っていましたが、ディレクターズカット版では霧の晴れた現実世界に戻ってきた自称特別捜査隊の面々の様子や、菜々子の退院祝いを兼ねたクリスマスパーティー、初詣、バレンタインデー、バスケ部の試合のカットが追加されていました。初詣のカットでの直斗の晴れ着姿が可愛かったので、もっとゆっくり見たかったですね。バレンタインデーで悠がもらったチョコは(おそらく捜査隊の女子メンバーによる)4個でしたが、TV本編でのすさまじい活躍を考えれば、実際にはもっともらっていたに違いありません。

 そして待ちに待っていたトゥルーエンド。いよいよ悠が東京に帰る日の前日、堂島家では捜査隊メンバーによる送別会が準備中。林間学校の一件があったにも関わらずなぜか雪子が料理担当を任されていたことにより再び陽介が犠牲になったりにぎやかな中、悠に届いたのは拘留中の足立からの手紙。その手紙をきっかけに、なぜ他のメンバーと違って自分はシャドウと向き合うこともなくペルソナが使えたのか?といった謎を追い、悠は真の黒幕と言うべき存在へとたどり着きますが、精神攻撃を仕掛けられ、延々と繰り返される送別会の中で徐々に壊れていく。そんな彼の前に現れ、平手打ちで目を覚まさせたのはマーガレット。そのままルシフェルを召喚し、攻撃を仕掛けてきます。この悠VSマーガレットのペルソナ召喚対決こそが最大の見どころであることは間違いありません。TV本編ではベルベットルームで主の身体的特徴についての歌を(主の目の前で)いきなり歌い出したり、なぜか高校の文化祭に占い屋を出店して悠の女性関係を暴露しようとしたりお茶目な言動が目立っていたマーガレットですが、ルシフェル、ヨシツネ、ロキ、クーフーリンと強力なペルソナを次々に召喚し、悠と互角の戦いを繰り広げます。私はペルソナ4のゲーム自体はまだプレイしていないのですが、ヨシツネやロキはストレンジジャーニーやデビルサバイバー2でお世話になったので、アニメで動く姿を見られたのはうれしかったですね。この戦いを通して自らのシャドウと向き合い、受け入れることのできた悠は真の黒幕を倒し、仲間たちに見送られながら東京へと帰っていきます。見送りのシーンも、25話とは違ったものが用意されており、特に電車の中で悠が持っていたものが違っていることにニヤリとしていまいました。

 TV本編だけでも十分に完成されていたペルソナ4ですが、最初から最終回まで見た人ならば、やはりこれは必見でしょうね。まもなくクリアできそうなソウルハッカーズのプレイにも力が入りたい。あぁ、早くヨシツネ作りたい!!