BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ルパン三世 東方見聞録 〜アナザーページ〜

 毎年恒例のルパンのTVSP。去年の「血の刻印」から新キャストに変わった不二子、五右衛門、銭形のとっつぁんも、今年放送された「峰不二子という女」を経てすっかり安定しましたね。

 感想としては・・・まぁ面白くはあったのですが、なんというか、煙に巻かれたような感じですね。キャスト交代前の数作がつまらなかったので、「血の刻印」と今回の話で、だんだんとTVSPも盛り返してはきているな、という印象は受けました。個人的には、とっつぁんが優秀な刑事として描かれていたのがうれしかったです。一方、不二子だけ活躍らしい活躍がありませんでしたが、「峰不二子という女」で主役を務めた反動でしょうか。「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵そのものの戦闘ロボット・ラムダが登場することで有名なTVシリーズ第2期最終回「さらば愛しきルパンよ」の話がほんのちょっと出てきたのも笑いましたが、本筋とは関係ないですよね、あれ。不満点は、五右衛門が中途半端にギャグキャラになってしまっていたところと、全体的に話のテンポが悪かったところ。ルパンは理屈よりなによりテンポのよさが大事だと思うので、後者は特にもったいないなと思いました。