BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーウィザード

 前回木崎から託された魔法石をもとに、輪島さんの手によって新たな指輪が2つ完成。どんどんパワーアップする晴人を見て、瞬平は自分も助手としてレベルアップを果たすと意気込みます。まぁ、必要なことでしょうね。これまでの話を振り返ってみると、ぶっちゃけ瞬平だけはいなくても全く問題なくストーリーが成立しちゃってますし・・・。

 意気込んではみたものの、相変わらず瞬平は空回りするばかり。ファントムやゲートを見つけようとしていますが、それはプラモンスターたちがちゃんとやってくれてるじゃないですか。もはや「たたたたっくん、オルフェノクが!」的な役立ち方すら封じられているわけですから、瞬平も大変といえば大変ですね。晴人にやんわりと怒られた彼が失意の帰り道で出会ったのは、高校時代の先輩。彼は高校を卒業してから和菓子屋に弟子入りして働いていました。彼の師匠であるこの店の店主・松木さんは腕はいいものの商売はそれほどうまくないらしく、なかなか繁盛しない店を盛り立てるのが先輩の夢のようです。松木さんを演じるのは諏訪太郎さん。仮面ライダーアギトではなると占いが特異なラーメン屋台の店主、電王ではだれからも忘れられたピアニスト、Wでは「仮面ライダーアクセル」のヒロインの父親、アバレンジャーでは恐竜やの常連さんと、もはやスーパーヒーロータイムには欠かせない名バイプレイヤーですね。

 一方、メデューサとフェニックスはいつものようにゲートを見つけ、絶望させるために新たなファントムを召喚。やってきたのはヴァルキリー。北欧神話の主神・オーディンに仕える華麗な戦乙女・・・なのですが、なぜかその性格はどう見ても腰の低いサラリーマン。落胆した視聴者は私だけではないはず。

 行動を始めたヴァルキリーは、得意先の料亭に和菓子を届ける先輩を襲撃。晴人が駆け付け撃退したものの、届けるお菓子は台無しになってしまい、料亭との取引も中止されてしまうことに。別にバカ正直にファントムに襲われたなんて言わなくても、交通事故に遭ったとでも言えば申し訳は立ったんじゃ・・・。以前ウィザードとヘルハウンドの戦いがTVで生中継されましたけど、それでもファントムの存在って世の中に知られてないんですかね。

 料亭との取引がなくなってしまったことで、いよいよ危機に立たされる和菓子屋の経営。この危機を何とかしようと和菓子を売り歩く瞬平。凜子の警察署にまで売りに行ってましたが、一般人が堂々と入った挙句物まで売ってしまう警察署って・・・。結局それも手詰まりになった駿平の前に現れたのは、デパ地下の仕入れ担当者を名乗る男。饅頭の味に感動したといい、500個の発注を持ちかけてきます。うますぎる話に怪しむ晴人と松木さんですが、お店の危機には他にすがる当てもなく、この話を受けることに。松木さんと先輩は必死で新作の饅頭を完成させ、できた饅頭は「きぼう」と名付けられました。

 翌朝、さっそく「きぼう」の納品に向かう松木さんと瞬平。ところがたどり着いたデパートでは、そんな発注はしていないと言われてしまいます。やっぱりというかなんというか、男の正体はヴァルキリー。ゲートは先輩ではなく松木さんで、全ては彼を絶望させるための策略だったのです。店の経営を追いこんで絶望させようとするとはずいぶん回りくどいことをするものですが、こういう過程を楽しむタイプなんでしょう。晴人が駆け付け、新たな指輪の力で圧倒しますが、駿平が人質にとられたところで今週は終わり。予告で「僕なんかいない方がいいんじゃ・・・」とか言っていましたけど、このままだと本当にそのとおりと言わざるを得ませんね。

 そういえば、オープニングが今回からMOVIE大戦仕様になっていましたね。専用バイクを持たないはずのなでしこがバイクに乗っていたので「?」と思いましたが、よく見たらバイクモードのアクセルでした・・・。