前回メデューサにまんまと言いくるめられ、ウィザードとファントムの戦いに乱入したビースト。ついにはゲートである画家・及川をさらって飛んで行ってしまいました。
さて、ゲートをさらってその中のファントムを食べようとする攻介ですが、肝心のその方法がわからない。やっぱりアホだこいつ・・・。結局家に帰る及川についていくことに。及川は有名な画家でしたが、病気で妻を亡くしてからは絵が描けなくなり、妻の肖像画に話しかけることが唯一の心の支えでした。これで肖像画を生きている妻と思い込んでいたりしたら、仮面ライダーじゃなくて牙狼ですけど。
一方、凜子の捜査でゲートの身元を突き止めた晴人たちも及川の家へ。そこでようやく攻介も、ファントムが生まれればゲートは何もかも失って死ぬという事実を知ることに。さすがにそれを知って思い悩む攻介を見て、ちょっとホッとしました。そんな彼に晴人は「明日の命よりもまずは今日の命」と言い放ち、凜子も晴人が命がけでゲートを守っていることを語る。
とりあえず、肖像画を持って及川を面影堂に避難させようとする晴人たち。だが、先回りしていたファントムによって、あっさり肖像画は壊されてしまう。及川が絶望しかけたとき、駆け付けたのは攻介。晴人の言葉を聞き、明日のことは今日は考えないことにしたといい、ファントムの相手を晴人に任せて及川のアンダーワールドにダイブする攻介。そこで暴れていた怪物を、キマイラを召喚して撃破するのでした。神話のキマイラと違ってこっちのキマイラは合体してる動物の数が多いですね。ビーストに専用マシンはないのかと思っていましたが、なるほど、彼の場合はキマイラに乗るからライダーなのか。一方、晴人もコヨミが謎の男からもらった新たな魔法石を使って作られた指輪を使い、ランドドラゴンに変身。重力を操る力でファントムを撃破したウィザードを見て、それを喜ぶような反応を見せる謎の男。魔法石をファントム側が意図的にリークしていることは間違いないようですが、その意図が気になりますね。
肖像画を壊されてしまった及川でしたが、額縁の裏に隠されていた妻からの手紙を読んで、新たな希望をもって生きていくことに。事件が解決し、「攻介の中のファントムを晴人が退治すればＯＫでは？」と珍しくナイスな提案をする瞬平。しかし、「男に指輪をはめてもらう趣味はない」というのと、キマイラに晴人が返り討ちにされたら後味が悪い、という理由でそれを辞退して去っていく攻介。やっぱり、これからも一筋縄ではいかないようです。
ネットの感想で「フェニックスを倒し続ければキマイラのエサには困らないんじゃないか？」というのがあって笑いました。確かにごもっとも。
