BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 〜闇を照らす者〜

 のっけから猛竜のベッドシーンから始まって驚きました。牙狼はそういう番組だというのはとうにわかってはいますが、池田純矢さんはまだまだゴーカイシルバーこと鎧のイメージが強いので(というか今度のスーパーヒーロー大戦Zにも鎧役で出演しますし)、こういうシーンがあるとドキリとしますね。

 ボルシティの治安維持部隊・SG1に再び追われていたところを猛竜に助けられた流牙。ボルシティは税金が安く学校も病院もタダという夢の街である一方、実質的に一つの企業グループによって支配されており、市民は何らかの形でその企業グループの下で働いている・・・「THE ビッグオー」のパラダイムシティを彷彿とさせます。

 猛竜に連れられ、符礼法師の隠れ家を訪れる流牙。今までまともにしゃべらなかったザルバも法師の前では口を開きますが、流牙とろくに口を利かないのは、まだまだひよっ子だとして契約する気がないからのようですね。ザルバを見た猛竜は「今どき魔導輪かよ」と言っていましたが、やはりこの物語は鋼牙たちよりもずっと未来の話なのでしょうか。

 法師の指令で嫌々ながらホラー退治に赴く流牙。今までのホラーは心に闇を抱えた者たちに憑依する「陰我ホラー」でしたが、今度のホラーはそれとは違う「魔導ホラー」。心に闇のない人間にも憑依し、魔導火にも反応せずザルバにも探知できないと、いろいろと厄介な性質の持ち主のようです。ホラーを斬るたびに発せられる謎の光、そしてフラッシュバックする過去の記憶に苦しみながらも、なんとか勝利する流牙。一瞬だけ黄金の輝きを取り戻した鎧といい、流牙と同じくこちらも何が起こっているのかまだまだわかりませんが・・・。