魔法使いになることを拒否した譲を強引に拉致した白い魔法使い=笛木。さらに、笛木のことを調べていた木崎も行方不明に。譲と木崎を探すため、固い決意をもって笛木を追う攻介と凜子。一方晴人はファントムに襲われていた老作家・西園寺を保護。10年前、人生に絶望しかけていた自分に希望を与え、再び小説を書くきっかけを取り戻してくれた少女にもらった指輪を返すことを悲願としていた西園寺でしたが・・・。
今回のファントムはスフィンクス。いきなり相手に謎かけをしたり、ゲートをどう絶望させようかその謎解きを楽しんだりすることを好む性格はオイディプスの伝説のスフィンクスを踏襲していますね。デザインもショッカー怪人エジプタスっぽくて個人的には好みです。対するウィザードも、ソードガンの二刀流での立ち回りがカッコ良かったです。
笛木を捜す攻介、凜子、真由の前に現れ、白い魔法使いのところへ案内すると嘯くソラ。一方面影堂に案内され、そこにいたコヨミを見て驚愕の反応を見せる西園寺。登場人物それぞれが複雑に絡み合いながら、物語が着実にクライマックスに突き進んでいることを感じさせる、面白くなってきたというほかない展開ですね。瞬平だけはなんだかこの流れの蚊帳の外のような気がしますが・・・。