BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 〜闇を照らす者〜 第24話感想

 ついに迎えたゼドムとの最終決戦・・・の前に、滔星の最期。回想シーンで母親が化したホラーが消息不明だったので、最期はそいつに食い殺されるのかなぁと予想していましたが、なんのことはなく無数の素体ホラーに追い詰められ喰われるというあっけない最期でした。「こんなに陰我にまみれた人間は見たことがない」という素体ホラーのセリフも、これまでの悪行三昧を振り返れば当然ですね。

 そして、流牙たちとゼドムの最終決戦。ビーム砲まで使って攻撃してくる掟破りなホラーに対して、4人全員が死力を尽くして戦い、最後は三騎士全員が黄金の輝きをまとってゼドムに止めを刺す展開は、必ず牙狼が(すごい姿になって)巨大な敵を倒してきた前シリーズとは、ここでも一線を画すものでしたね。個人的には、ソウルメタルの盾を駆使して文字通り我が身を盾にして血路を切り開いた猛竜に拍手を贈りたいですね。

 ゼドムが滅び、平和を取り戻したボルシティをあとにして新たな道に進む4人。再び記憶を消した類に別れを告げ、襟を正して去っていく猛竜が切ないです。それでも彼女のことを考えれば、これが一番良いのでしょうね。普通の人が魔戒騎士とともに歩んでいくのは、カオルの例を見るまでもなく大変なことですからね。そして、陰我ホラーとなりながらしれっと前のステーキハウスの営業を再開しようとしていた滔星の前には流牙が。最初はしらばっくれてそれがばれてもろくに戦いもせず命乞いをして逃れようとした末にあっさり莉杏に倒されるのは、最期まで小物でしたね。かくして、流牙と莉杏はともに新たな旅路へ。流牙はまだ、真の黄金騎士になったばかり。これでもなお、牙狼第一シリーズ開始時点の鋼牙とは開きがあるわけで、本当に流牙たちの道は始まったばかりですね。最後に「VOLCITY編 完」と出たということは、今後も流牙たちの物語は続くでしょうですし、楽しみです。

 しかしその前に、次はこういうのをやるみたいですね。

 http://garo-project.jp/ZERO/

 「MAKAISENKI」では何度か主役を張る話がありましたが、ついに零が主役を務めるシリーズが。これは楽しみでなりません。