BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 〜闇を照らす者〜 最終回感想

 実質的な最終回は前回だったので、今回は符礼法師を主人公とした特別編。波奏さんを失った後の符礼法師の物語。

 本編では流牙たちを導く人間として強い面しか見せなかった符礼法師でしたが、莉杏を引き取ったばかりの頃は、波奏さんと莉杏の父を救えなかった罪悪感に耐え切れず、命を絶とうとさえしていたとは。それでも、水盤に映る流牙の姿を見ながら自分も一人になってしまったけれど頑張ると語る莉杏を見て希望と自らの使命感を取り戻す符礼法師。決して派手ではありませんけど、いい話でした。一方、牙狼の鎧が黄金の輝きを失うきっかけとなった戦いについても何気に語られていましたが、これもそのうち映像で明らかにしてくれるのでしょうか。

 とにもかくにも、「牙狼 〜闇を照らす者〜」これにて完結。これまでのシリーズからキャストを一新して送る新シリーズということで放送開始前は期待も不安もありましたが、牙狼の物語の系譜に連なるにふさわしい壮大なストーリーと激しいアクションで、非常に見ごたえがありました。鎧の出番が少なくて召喚がほとんど必殺技扱いだったり、幹部クラスを除くホラーのデザインが使い回しだったりと、特撮ヒーローとしてはちょっと不満が残りましたが・・・。しかし、流牙はこれでようやく初登場した時の鋼牙と同じスタートラインに立ったようなもの。莉杏とともに旅立った流牙の新たな活躍が描かれる日を、楽しみに待っています。

 そして、牙狼は終わってもスーパー雨宮タイムは止まらない。10月から放送開始の「衝撃ゴウライガン」も、みんなで見よう!