BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の獣電戦隊キョウリュウジャー

 スーパー戦隊恒例、クリスマス回。世界各国に出現したクローンデーボスに、キョウリュウジャーと五大獣電巨人が立ち向かう!!

 ダイゴ、ノッさんと一緒にクリスマスの飾りつけの仕事を手伝いながら、生まれて初めてのクリスマスに可愛く浮かれるウッチー。本当にこの人、戦国時代の生まれとは思えんなぁ。

 こどもの日、七夕、夏休み、秋祭りと、季節にちなんだ怪人を送り込んできたデーボス軍。いまや悪の組織業界でもっとも季節のイベントに敏感な悪の組織となった彼らがクリスマスというお正月と並び年間行事の王様ともいえるこの一大イベントを見逃すはずがなく、一大作戦を展開してきました。デーボモンスター・ヤナサンタが子供たちに偽のプレゼントを配りまくり、その怒りを利用してデーボスのクローンを世界各国に出現させる。確かに、希望とは違うプレゼントをもらった時の子どもの怒り、いわゆるコレジャナイという怒りは相当なもの。それに目をつけるとは、作戦担当のドゴルドはやはりクレバーです。一方、一応神と崇められる存在なのにクローンを何体も作らされてしまうデーボス。メスとかネジレジアとかヴァグラスとか、スーパー戦隊にはこの手の首領を大事にしない悪の組織がけっこうあって困ります。

 世界五ヶ国に出現したデーボスに対し、スピノダイオーも投入して五体の獣電巨人で立ち向かうキョウリュウジャー。スピノダイオーでいち早くデーボスを撃破したレッドですが、偶然発見したヤナサンタを追った結果ドゴルドの罠にはまりピンチに。1+2が12って、なんですかそのウォーズマンもびっくりな超理論は。子どもが間違って算数を覚えないか思わず心配になってしまいます。キョウリュウジャーを各地に散らばらせることが、カーニバルを封じる作戦もでもあったとは、思わず感心してしまいました。

 ドゴルドに処刑されそうになったダイゴを救ったのはウッチー。かつて同じ状況で怒りに我を失い不覚をとったドゴルドに対し、燃えるハートでクールに戦い雪辱を果たす胸のすく展開でした。さらにダンテツも救援に駆けつけ、難を逃れるダイゴとウッチー。一人だけ今川康宏監督作品のキャラみたいなこの親父、本当に何者なんでしょうね・・・。そんな親父に新たな体として狙いを定めるドゴルド。そりゃあ確かに、ものにできれば強いでしょうけれど・・・。