BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -魔戒ノ花- 第3話感想

 「死」の美しさに惹かれ、その表現にこだわるあまり殺人にまで手を染めた女芸術家。ホラーに憑依される人間は程度の差こそあれ何らかの心の闇・・・陰我を抱えているものですが、今回の女芸術家はもはやホラーに憑依される前から化け物となっていたといっても過言ではありませんでしたね。そして、そんな敵に対して怒りを燃やす雷牙。命を弄ぶような真似をした上に、マユリを人間扱いしない振る舞いに本気で怒りを露わにした彼の攻撃の前に倒れ、最期は死の恐怖に怯えながら朽ちていくという皮肉な最期を迎えるホラー。懸命に生きようとする者を愛し守る、黄金騎士としての資質は、雷牙の中にも確かに受け継がれているようですね。