BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダー鎧武 第30話感想

 前回半端なタイミングでキカイダー編が挟まれましたが、再び本筋へ。

 現在ある「知恵の実」は人間のために用意されたものですが、ロシュオにはそれを使って愛する人を蘇らせるという目的がある模様。声が中田さんなだけに、なんとなく「悪魔城ドラキュラ」のドラキュラを彷彿とさせます。そんなロシュオのもとに現れ、人間を試す機会も与えないのはフェアではないといつもの論理でけしかけるサガラ。素直に応じたロシュオが「知恵の実」を変換してサガラに与えたロックシードは、「錠」ではなく「鍵」のかたちをしたもの。まさしくこれが今後の人類の未来のカギを握るということでしょうか。

 一方街では鎧武・バロンとデェムシュが激戦を繰り広げる中、凌馬によるオーバーロード捕獲作戦がスタート。ダンデライナーに搭乗した黒影部隊が投入されていましたが、ユグドラシルのロックビークルはシドの細工で全部壊されたのでは? 鎧武の排除を優先した凌馬の命令によって集中砲火を浴び倒れる紘汰。カチドキアームズ初の敗北ですが、もう来週には新アームズ登場とは・・・。

 レデュエに案内され、「知恵の実」をもつロシュオのもとに向かうシドと光実。レデュエの行動はあまりに猿芝居でしたが、光実がそれを見抜いたのは似た者同士ということもあるのでしょう。いつもならこの程度の猿芝居は簡単に見抜けるはずのシドですが、「知恵の実」を目の前にして欲で目が曇っていたのか、ホイホイ乗せられたあげくロシュオの圧倒的な力の前にあっけない最期を迎えることに。誰かの下につくことにうんざりした結果起こした反逆が、結局いいように利用されて殺されるとは、哀れな最期でした。