BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -魔戒ノ花- 第16話感想

 雷牙の10歳の誕生日の回想と共に、それぞれに「約束」を交わした登場人物たちが織り成す物語。特に零の登場は意外かつうれしくて思わずテンションが上がってしまいました。雷牙の父との約束に従って・・・ということでしたが、なるほど、自分に代わって息子を鍛える役目を託せるのは、親友であり最大のライバルである零が最もふさわしいですからね。零との手合せのシーン、木の葉で目くらましをかけたり、その場にあるものを最大限に利用する雷牙の戦闘スタイルは既にこのころからあった模様。続くホラー狩りでは久しぶりにゼロの雄姿を拝むことができてうれしかったですね。そして雷牙は零を師匠として修行を積むことに。父から強さを、母から優しさを受け継ぎ、さらに父と並び称される魔戒騎士に鍛えられたわけですから、確かに雷牙が史上最強の牙狼と呼ばれるのもうなずけます。そして雷牙を鍛えた後、零もまた雷牙の父を助けるために異界へと旅立った模様。その言葉通り、いつか3人で雷牙たちのもとに帰ってくるところを見られればよいのですが・・・。

 一方、雷牙が出会った女魔戒法師・アカリの登場の意味するところも気になるところ。今回の話だけで見れば、彼女がいなくても十分話は成立したはずなのにあえて登場したということは、彼女、あるいは彼女が無事に帰ってくるよう祈りを捧げていた相手が、今後の話に深く関わってくることになるのでしょう。