BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の烈車戦隊トッキュウジャー 第22話感想

 シュバルツ将軍に乗っ取られたトッキュウオーと、グリッタが搭乗する専用クライナーロボとのロボ戦に敗れたライトたちは、再結集する途上にあった祭りの光景を目にしたことがきっかけで、それぞれの家族の記憶、楽しかった祭りの記憶、そしてその町が闇にのまれた記憶を思い出す。悲しい記憶を思い出したことで不安になったトカッチたちでしたが、何があっても仲間がいるから大丈夫だと励ますライトの言葉によって奮起し、改めて烈車の奪還に挑むことに。

 烈車から引き離すために、シュバルツ達の前に姿を現し戦うトッキュウジャー・・・かと思いきや、実はライトが一人五役を引き受け、そのあいだに残る4人が烈車を奪還する作戦。初めて見たときはどんな使い道があるのかよくわからなかった乗り換えですが、こういう欺瞞にも使えるとは恐れ入りました。しかしクローズたちにだけ烈車の護衛を任せていたというのは、シュバルツ将軍らしからぬミスでしたね。せめてシャドー怪人を護衛につけていれば・・・と思いましたが、考えてみれば彼は自前のシャドー怪人を持っていなかったのでした。グリッタでさえシャドー怪人を配下に持っていたのに、なぜ将軍である彼だけが将軍にも関わらず自前の部下を持っていなかったのか、改めて考えると不思議です。

 烈車の奪還に成功したライトたちは、明のビルドダイオーと共に超トッキュウオーでシュバルツ専用クライナーロボとグリッタ専用クライナーロボと戦うことに。グリッタの攻撃によって吹き飛ばされるトッキュウジャーでしたが、あきらめず手と手をつなぐことによって、全ての烈車を合体させた超超トッキュウダイオーが誕生! 手と手をつなぐ描写と、連結器の連結が重なる描写が実にトッキュウジャーらしい。

 超超トッキュウダイオーの攻撃からシュバルツを庇い、倒れるグリッタ・・・が、突如その体を突き破り、復活を遂げた皇帝ゼット。グリッタに吸収されたのは最初から彼女の光を我が物とすることが目的だったとは。ゼットの攻撃を受けて川に落下するシュバルツ。ヒーローの場合水落ちは生存フラグですけど、悪役の場合は・・・。ゼットの復活によってノア夫人は立場を失うでしょうから、シャドーライン側に大きな変化が訪れるのは必至。一方のライトたちも、ついに街の名前をはじめとする多くの記憶を取り戻し、物語の方も電車らしく、ここからは折り返し運転といったところでしょうか。