BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

平成ライダー新シリーズ「仮面ライダードライブ」制作発表

仮面ライダードライブ|テレビ朝日
「仮面ライダー」が“禁じ手” バイク捨て、車に乗る刑事ライダー登場 | ORICON NEWS

 さて、鎧武もいよいよ来月いっぱいでの完結が見えてきたところで、前々からちらほらと話が出ていた新ライダー「仮面ライダードライブ」の制作発表が行われたようです。

 ざっと記事を読んでみた感想は、「まぁ、今度は手堅くいってみるのかな」といったところですね。思えばちょうど一年前、フルーツと戦国時代とダンスという訳のわからない三題噺に加え、「脚本:虚淵玄」という変化球にもほどがある球をぶちこまれ、どんな話になるのかさっぱり想像がつかなくなったわけですが、それに比べればライダーが車に乗るだのベルトがしゃべるだのというのは、さすがに衝撃度において劣ってしまうのは無理からぬところでしょうね。

 テレ朝の公式サイトで太字フォントで「史上初のバイクに乗らない!!車に乗る刑事ライダーの登場です!!」と堂々と書いちゃってますけど大丈夫なんでしょうかね。25年も前にRX-7の改造車を乗り回していたライダーがいたことぐらい、大きなお友達はもちろんのこと、ちょっと勉強熱心な未来の大きなお友達候補たちだって知っているでしょうに。そもそもこの15年の間、我々は仮面ライダーが車はおろか電車やら巨大なモンスターやら装甲車やら自販機やら城やらに乗って現れるのを毎年目撃し続けてきたのですから、もはや「今度のライダーが乗るのはこれだ!」というネタで関心を引くのは至難の業だと思うのですが。

 ベルトが自分の意志を持っていてしゃべる、というのはありそうでなかった発想ですね。似たようなところではキバットをベルトに装着して変身するキバあたりがいましたが。さらにいえばイマジンが憑依して変身する電王なんかはさらにこれを発展させたもののように思えます。クライマックスフォームの時なんて、ベルトどころか肩がしゃべる、膝がしゃべるというえらいことになってましたし。

 結局のところ、第一報を聞いてのインパクトは薄いものでしたが、脚本をWやキョウリュウジャーのメインライターを務めた三条陸氏が担当すると聞いて一安心。特にWでは探偵、今回は警官と主人公の立ち位置が似ていそうなので(実際Wのサブライダーは警官でしたし)、Wとどう差別化してくれるかが楽しみです。これから半年間一緒に活躍することになるトッキュウジャーの方も、過去に電王のメインライターを務めた小林靖子氏が再び電車のヒーローを書くことになったことを考えると、ちょっと面白いですね。