BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第11話感想

 ガンプラバトル関連事業を一手に担うヤジマ商事を一人訪れるラルさん。そんな彼を出迎えたのは、かつて戦国アストレイ頑駄無でセイ、レイジと激闘を繰り広げたファイターであり、今はヤジマ商事の技術開発部門のトップとなっているニルス・ニールセン・・・改め、ヤジマ・ニルス。あぁ、婿入りしたんですね。相手があのキャロちゃんでは嫁に来るという柄ではないので納得ですが。立派に成長していましたけど、私生活ではしっかり尻に敷かれてるんだろうなぁ・・・。それはともかくとして、ラルさんが彼のもとを訪れたのは、トライファイターズのためにあるお願いをするためで・・・。

 後日、ラルさんの案内で全国大会に向けての強化合宿のためにガンプラバトルの最新設備が整った「ニールセン・ラボ」を訪れるトライファイターズ。そこは全国大会常連校が練習のために集まる虎の穴のような場所であり、そこでユウマはかつて自分にトラウマを植え付けたファイターと因縁の再会をすることに・・・。

 というわけで、ユウマにとっては因縁の仇敵であるアドウ・サガが本格的に登場。使用ガンプラは・・・なんなんですかね、アレ。マスターガンダムにも見えるしデスサイズヘルにも見えるし、あまりにもいじりすぎてもはやベースが何なのかわかりません。悪役趣味全開なのと、対戦相手に敬意を払う気が欠片もないバーサーカーなのは確かですが。3代目メイジンは2代目のような勝利こそすべてという思想を廃し、ガンプラ作りもバトルも本来楽しむものであることが大事であるという思想を広めるためにメイジンを襲名したというのに、そのメイジンが運営にも携わっているであろうガンプラ学園の代表ファイターにこんな男がいるというのは・・・。そして、サガに挑むもあっさり返り討ちに会い再び心を砕かれるユウマ。お前はガンプラの技術を磨く前にまずギアナ高地にでも行ってそのオッゴの装甲よりもやわなメンタルをどうにかしろと言いたくなります。

 そんなサガが暴威を振るう中、前作を見ていた人なら忘れようはずもないフラメンコの調べに乗って現れたのは、名機パーフェクトガンダムの名を継ぐ真紅のガンダム。紅の彗星、再び。