BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダードライブ 第12話感想

 他のヒーロー番組が最終回を迎えたり総集編を流す一方で、仮面ライダーはと言えば、「んなこと知るか!」とばかりにその真逆をいき、2号ライダー登場という新規要素をぶちこんできた2014年最後の放送。そうそう、平成ライダーはこのぐらい反骨的でなければ。

 というわけで劇場版ではちらっと顔見せで登場しましたが、ついに本編において本格的なデビューを果たした2号ライダー、仮面ライダーマッハ。変身するのは霧子の弟でフリーカメラマンの詩島剛。仁藤とは違った意味で人の話を聞かず、なおかつ勝手に勝負を挑んでくるという困った性格ですが、自分にも他人にも厳しい姉がいてどうしてこういう性格に育ったか・・・まぁ、だからこそそうなったのかもしれませんが。とにかくド派手な登場をかましたマッハ。前から思っていましたが、遠目にはレーシングスーツをつけたレーサーにしか見えませんね。タイヤコウカンで戦うドライブに対して、肩の交通標識が変化してそれに応じた攻撃を繰り出せるというのが面白いところです。「クマ出没注意」の交通標識でクマを召還してロイミュードを襲わせるとか、そんな攻撃もできるんでしょうか(たぶんない)。

 マッハの登場にかくれがちですが、その前のドライブとガンマンロイミュードとの戦いも負けず劣らずツッコミ甲斐がありました。ロイミュードの攻撃に巻き込まれ追田さんが工場の屋上から転落。すかさず進ノ介が変身し助けに向かう・・・かと思いきや、追田さんを助けずなぜかそのままガンマンとの戦いに突入。ドライブとガンマンとの戦いの後ろでゆっくりと落下していく追田さんという非常にシュールな光景に「いや、早く助けろよ」とどれだけの人がテレビの前でつっこんでいたことか。はたして追田さんの運命やいかに・・・と思っていたら、そうこうしているうちに追田さんは地面に到達してしまい、しかも見事に着地してぴんぴんしているという予想外の結末に。重加速現象の間は運動エネルギーをはじめとする物理法則すら無視されるのか・・・。