BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダードライブ 第13話感想

 鮮烈なデビューを飾った新ライダー・マッハこと霧子の弟・剛ですが、仮面ライダーになったことは姉にも秘密だったようでご立腹の霧子。ちなみに、アメリカでマッハのシステムを開発していたベルトさんの師匠の科学者の声を演じていたのは、古くからの特撮ファンには外人キャラの第一人者として有名な大月ウルフ氏。仮面ライダーでは沖一也の恩師であり彼をスーパー1に改造したヘンリー博士の役を演じていましたが、個人的には「レインボーマン」のエルバンダとか「大鉄人17」のハスラー教授とか、エキセントリックな役が印象に残っています。あと剛、「進兄さん」って呼び方はガキ使の「新お兄」を思い出しちゃうからやめてくれ(笑)。

 単独行動でどんよりバンドの元締めのところまでたどり着くもののピンチに陥った剛を助ける進ノ介。その行動力を認めながらも突っ走り過ぎて危ないところのある剛のブレーキになる、と宣言して和解に至った進ノ介でしたが、途中で剛が言った「敵と同じ力で戦う自分たちも化け物みたいなものだからちょっとぐらい堕ちてもかまわない」という言葉には、進ノ介に明確に否定してほしかったところです。体は怪人と同じように改造されても心は人間のままなんだ、という誇りをもって怪人と戦った昭和ライダーたちのマインドは平成ライダーにも受け継がれて然るべきものなので、あの剛の発言を否定しないのはもやもやが残ります。