BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第18話感想

 前回に引き続き、シキ三兄弟のSDガンダムが合体したスナイバル・ドラゴ・ギアとの対決。前回「別にわざわざ城の中に入らなくても城ごとぶっ潰せばよくね?」と思ったのをあえて突っ込まないでおいたのに、地下から脱出するなりそれをやってのけそりゃねーよと思いました。隠された能力、リアルモードでリアルタイプに変形したスターウイニングのデザインは今までのどのガンダムにも似ていなくてかっこよかったのですが・・・やっぱり、対戦相手が要は受験を失敗した逆恨みをモチベーションにしているしょぼい奴らだという事実が明らかになってしまっている時点で、なにをやってもいまいち盛り上がれませんでした。何かと前のシリーズと比較するのはよくないのは承知の上ですが、ガンプラが好きで好きでたまらない奴らが俺のガンプラが最強なんだと全力でぶつかりあってこそのビルドファイターズなわけで、それ以外の感情が入ってきてしまうとたちまち面白くなくなるというトライファイターズの欠点がまたまた露呈してしまったという感じですね。シキ三兄弟に「ガンプラを嫌いにならないでほしい」と訴えるキジマが唯一の救い。さすが、四代目メイジンを目指すだけはあります。

 どちらかというと今回は、戦いが終わった後でセイからチナに託したビルドバーニングの予備パーツをユウマが受け取るシーンの方が盛り上がりましたね。予想はしていましたが、やはりビルドバーニングはいつかレイジが帰ってきたときのためにセイが作っていたものだったことが正式に判明。確かに、レイジは最終的にはビルドナックルでトドメを刺すのがパターンだったので、余計な武装をとっぱらって格闘戦特化の機体にするというのは、ビルドストライクよりもよりレイジ専用機らしいコンセプトですね。そんな親友のために作ったガンプラが別の少年の手によって戦っている姿を見て、予備パーツとともに「ビルドバーニングはもう君のガンプラだ」というメッセージをセカイに託すセイ。実際に姿を現さないのがまたかっこいい。しかし、その予備パーツを持って帰る途中のユウマに魔の手が・・・。ここで師匠(CV:関智一)が颯爽と登場してピンチを救うとかだったら燃えるんですけどね〜。