BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダードライブ 第26話感想

 前回課長によって意図的にリークされた仮面ライダードライブ=進ノ介という事実。しかしそれは、警察関係者内に潜んでいると思われるロイミュードに対して課長が先手として打った布石だった。グローバルフリーズがあったにもかかわらず、警察内では今までロイミュードの実在さえ疑われ、対抗する動きが特状課にしかなかったという不自然な状況を、上層部に敵がいるということで説明するのはうまいやり方でしたね。しかし殉職した進ノ介の父の謎にしてもそうでしたが、もう少し前から伏線を張ってくれるとなおよかったのですが。

 今回最大のトピックはやはり仮面ライダーチェイサーの誕生。いずれ彼がライダーになることは予想済みだったとはいえ、やはりいざこうなると心躍りますね。見るからにスピードタイプのライダーであるチェイサーに斧は似合わないのでは、と思っていましたが、まさかの赤信号でチャージ→青信号で攻撃というギミックと、待っている間はブレイクガンナーでしのぐというテクニカルな戦い方がツボにはまりました。何もはとぽっぽの鳴き声まで鳴らさんでも。しかし、チェイスを無理矢理には連れて行かなかったり、再び仮面ライダーになる道を選んだチェイスの決断を尊重したり、ハートは本当にいい奴だなぁ。この人間には非情だけど仲間には優しく信頼を集めているという彼のキャラは、キバの太牙を思い出します。

 一方、第三の仮面ライダー誕生と呼応するようについにその姿を現した新たなロイミュード幹部、001。演じるのが特撮ファンには実相寺監督作品やウルトラマンネクサスの松永管理官でおなじみの堀内正美氏ということで、これはもう寺田農氏や村田充氏と同じくこの人が演じるというだけで強敵に違いないというオーラがビンビン来ます。しかも役どころは国家防衛局の長官というお偉いさん。ここからは国家権力に潜む悪に挑むという、ますます刑事ドラマらしい流れになりそうです。