BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第13話感想

 前回敗れた蛾眉雷蔵に続き、九衛門が復活させた晦正影。狐面の九衛門、般若の面の蛾眉に続き、マスクのモチーフは翁か尉がモデルですね。家老にして軍師ということで、力押しタイプの幹部が敗れた後に策士タイプの幹部が来るというのはスーパー戦隊のお約束に則ったものですが、復活して最初にやることが忍者大運動会の開催でニンニンジャーを欺こうとするとは・・・。作戦の中にも遊び心を取り入れるのが好きなタイプのようですが、にしても遊び過ぎですね。

 物語としては好天の話でちょっと気負いが過ぎたキンジを、凪が持ち前の緩いムードでほどよくほぐしてやる話。最初の主役回よりも、今回の方が凪というキャラクターのらしさが出ていてよかったですね。キンジの父と兄も妖怪ハンターで妖怪にやられて死んだということですが、アメリカの妖怪ハンターって何と戦っていたんだ・・・?

 今回の妖怪はヤマワラワ。懐かしのビジーフォーを思わせるインチキを使ってニンニンジャーとの二人三脚競争に勝とうとしますが、あんな手を使っても負けるって、こいつ弱かったのでは・・・。ニンニンジャーも相手がインチキを使っていると分かった時点で、真面目に二人三脚で勝負してやる必要はなかったのに。

 そして復活早々、晦に牙鬼家の小姓ではないことを見破られた九衛門。蛾眉が彼のことを覚えていないと言ったときは、大雑把な性格だったので本当にそうなのだろうと思っていましたが、現代人である好天の弟子だった彼が牙鬼の家臣であるはずはないんですよね。そんな彼が牙鬼復活を企む理由はいまだ不明ですが、なんだかこの戦い、好天と九衛門の代理戦争のような様相を呈してきましたね。