BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第19話感想

 (思わぬかたちで)帰還を果たしたキンジの弟子入りを再度好天に頼む天晴たちでしたが、あの好天があっさり首を縦に振るはずもなし。しかし、考えてみればあの爺さん、孫たちを互いに競わせたり試練を課したりはしてますけど、直々に稽古をつけたりとかは一切していないんですよね。そんな人相手に無理に弟子入りにこだわる必要もないのでは・・・。

 そんな中現れた、上級妖怪ヌエ。これまでの戦いで晦が分析したニンニンジャーの弱点を突けるようにして、さらに牙鬼幻月自らの手で造り出されたというだけあって、次々にニンニンジャーの武器を破壊する強さを発揮。様々な工具が合体しているというのが、猿と虎と蛇の合成獣であるヌエにふさわしいモチーフですね。武器を壊されたニンニンジャーは、キンジの提案でからくり技師である雑賀鉄之助を訪れて直してもらうことに。ロデオマルも鉄之助に組み立ててもらったらしいですが、その注文方法がインターネットって・・・。

 鉄之助を尋ねる途中でニンニンジャーが出会ったのは、派手な孫悟空のような恰好をした謎のオッサン。演じるのはガオレンジャー主題歌でおなじみの特撮シンガー・山形ユキオ氏。初めて見る人は驚くかもしれませんけど、ライブではもっと派手な、ワンピースのドフラミンゴが羽織ってるアレみたいなのを着て歌いまくる姿を見慣れているので、今回の放送の格好はむしろ地味な方です。

 山奥の寺を訪れたニンニンジャーを待っていたのは、あの謎のオッサンと、これまた謎の少年。そして謎のオッサンに翻弄されている間に、巨大化したヌエが襲撃。謎の少年こそ実は雑賀鉄之助であり、壊れていた武器を直してもらい天晴と凪も戦闘に加わるも歯が立たず。そのピンチに現れたのは、巨大な獅子のような姿をした移動要塞のようなオトモ忍。その圧倒的なパワーの前に退散するヌエ。そのオトモ忍こそ天空のオトモ忍ことライオンハオージョウであり、謎のオッサンの正体はその精霊・師子王だった・・・どこまでもライオンに縁がありますね、山形さん。戦いの後、ともに戦うことを師子王に頼む天晴でしたが、師子王はあっさりその頼みを拒否。はたしてニンニンジャーは、好天も手なづけることができなかったオトモ忍を仲間にすることができるのか?