BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第29話感想

 かつては忍者として天才的な力を持っていた旋風。その力を奪っていったのは九衛門だったという衝撃の事実が好天の口から明らかに。奪われた自分の力が息子たちを苦しめていると知ったらどうなるか、旋風の心中を慮って彼には秘密にするよう天晴たちに命じる好天でしたが・・・。

 あがりのないすごろくに子供たちを閉じ込めて恐れを集めようとする十六夜流忍者第二の刺客・イッカクサイ。旋風の過去をもとに作られたすごろくを攻略するには、旋風がカギとなると判断した八雲。自らの過去と向き合い、自分のように夢をあきらめるようにはなるなと叱咤する旋風の言葉に奮起し、自ら道を切り開いてイッカクサイを撃破するニンニンジャー。戦いが終わった後、旋風の忍者としての道を閉ざしてしまったことを詫びる好天と、それを受け入れる旋風。この物語は、ラストニンジャとその家族であるばかりにゆがみを抱えてしまった一つの家族が再生していく物語でもあるのかもしれませんね。

 しかし、一人目は自分の術にかかって自滅同然にやられ、二人目は巨大化して長話をしている間に必殺技で瞬殺とは、ますます大丈夫か十六夜流という感じです。偉そうにしているけど師匠を裏切った半端者に過ぎない九衛門の部下なのでむべなるかなというところではあるのですが。