BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -紅蓮ノ月- 第五話感想

 貴族の名門・藤原南家の出である検非違使藤原保輔。かつて自分が捕え、今では自らの仕事のパートナーとなっていた前科者の娘・小袖に想いを抱く保輔だったが・・・。貴族の男と罪人の女、道ならぬ恋の悲しい結末を描いた今回の話。星明の言う通り、生まれた時点でその後の人生のすべてが決してしまっていた時代の悲しい話でしたね。貴族は自らの享楽にふけるばかり、民たちは貧しさと飢えの果てに罪を犯さざるを得ないという貴族の支配する世にすっかり嫌気がさした保輔は、全てを捨てて新たに「袴垂」の名を名乗り貴族を標的とした盗賊に身をやつすことに。現代でいえばテロリストになったわけであり、実際史実の藤原保輔も盗賊だったのですが、果たして彼はこの作品でどんな結末を迎えるのでしょうか。