BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -紅蓮ノ月- 第十話感想

 「赫夜」に続き、おとぎ話を題材にした話。タイトル通り一寸法師が元ネタで、ホラーによって小さくされてしまった雷吼がお椀の舟に箸の櫂で川を下ったり、ホラーの腹の中で鎧を召還して退治したりと、一寸法師の物語に沿った話が展開。しかしそこは牙狼、ホラーが小さくした人々を壺に閉じ込めておいて食ったりするダークな要素は忘れずに盛り込まれていました。陰陽道が映画を極める陰でないがしろにされる仏道や、親しい人を救えずに苦悩する頼信あたりはシリアスでしたが、すっぽん鍋にされてしまった哀れなすっぽんが全てを持っていきました。シキニャン、気が利くんだか利かないんだか・・・。