BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第14話感想

 帝都とアルヌスを夜半に襲った地震・・・ですが、その揺れは体感にして震度4ぐらい。この世の終わりのように震えあがる特地の住民とは対照的に、一部地域を除いてこのぐらいの揺れは日常茶飯事の国に暮らしている伊丹たちは平然と歩き回る。実はこの地震、のちに明らかになるある事実の一端を示しているのですが、そこまでアニメ化するのかな・・・。

 皇帝を避難させようとするピニャに請われ、思いがけず皇帝との初の謁見を果たすことになった伊丹たちと菅原。しかし、そこにゾルザルが連れてきた女性が原因で、思いもかけない流血沙汰に。日本人女性の拉致は十分想定しえた事態とはいえ、原作を読んでいた時にこういう展開になったことには驚いたものです。栗林の無双ぶりとゾルザルへの鉄拳制裁にはスカッとしました。北朝鮮拉致問題も、こんなふうに変な刈り上げ頭の誰かさんをぶん殴って解決できればいいのになぁ・・・と思ったのは私だけではないはず。国民の命を愛しすぎるのが日本の弱点だと言う皇帝に対し、それが国是でありそのための自衛隊だと言い返す菅原。実際菅原が言ったように、おびただしい数の人を殺しに殺した末、ようやくにたどり着いた国是ですから重いです。