BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -紅蓮ノ月- 第十七話感想

 押し込みに入った先でホラーと化した貴族に連続して出くわした袴垂。貴族狙いの盗賊を捕えるために四条公任が強権的な捜査を強行する中、袴垂と保昌の兄弟はその背後に隠された真相を追うことに・・・。

 保昌と保輔。思想や方法は違えど、ともに心から民のことを考え行動する正義の人である兄弟が、立場を超えて共闘する話でしたね。賀茂保憲に続いて、四条公任もホラー化して最期を遂げるとは。史実では失脚することもなく、大納言にまで上り詰めて小倉百人一首にも名を残したうえで天寿を全うしたらしいですけどね、この人。今回も裏で糸を引いていたのは道満でしたが、着実に光宮の内部にまで手を伸ばしつつありますね。道真の方は覚えていないようですが、道真個人にも恨みがある様子の道満。一方、赤い月はホラーの力を増すだけでなく倒されたホラーから上る赤い光を吸い上げている模様。次回のタイトルといい、不穏の度が増してきています。