BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第18話感想

 炎龍を倒し、テュカのトラウマを克服することに成功した伊丹たち。今回からは原作第三巻「動乱編」の内容に突入。部下と任務を放り出して炎龍退治に向かったことの罰とともに、特地住民から炎龍退治の功績により多くの恩賞を得た伊丹。懲戒が明けて部隊長の任を解かれた彼に新たに与えられた任務は、特地住民と合同での資源調査。柳田が伊丹の独断を通すためにでっち上げた任務を、自衛隊として正式に取り入れたかたちですね。要はおおっぴらに好き勝手動けるようになったということですが。その任務にかこつけて、カトー老師の推薦を得たレレイが、特地における最高学位である導士号を取得する試験を受けるため、一行は魔術師たちが集う魔法都市ロンデルへ。そして到着早々、姉のアルペジオに喧嘩を吹っ掛けられるレレイ。あんな様子でも実は仲のいい姉妹なんですけどね。

 一方、帝都では日本と帝国の講和の話が正式に進もうとしている最中。前回初登場した時は年相応のあどけない少女にしか見えなかったシェリーですが、今回はその年に似合わぬ外交上手を見せていましたね。炎龍を倒した一行の中で唯一帝国臣民とみなされる人間だったため、レレイが皇帝から賞賛を受けることに、これがもとで、レレイは後々災難に見舞われることに。そして宴のさなか、テューレが酒に盛った毒で倒れる皇帝。古来暴君が毒杯をあおるのは珍しいことではありませんが・・・。

 とまぁこんな調子で、なかなか進まない日本と帝国の講和。このあとも様々な邪魔が入って正直フラストレーションがたまる展開もありますが、ご覧になっている方はどうか切らずに。