BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -紅蓮ノ月- 第二十話感想

 赫夜の正体は、ルドラを封印するために創られた魔導具だった。とはいえ、その力はいまだ完全なものではなく、彼女の力が完全に復活するのは、同時にルドラが復活するときでもある。そんなリスクは承服できない稲荷たちは、ルドラが完全復活する前に依代である星明を討つことを雷吼に命ずるのだった。

 赫夜の正体には驚きました。人型魔導具といえば「魔戒ノ花」のマユリを思い出しますが、中山真聖さんはよくよく人型魔導具に縁があるようですね。彼女のおかげで雷吼が星明を斬ることにならずホッとしました。一方、道長に個人的な恨みを抱いている様子を見せていた道満でしたが、赤子の頃に捨てられた道長の兄弟だったとは。生き別れ、悪の権化となった道満に対しても姿勢は変わらず取り込もうとする道長に対し、あくまでそれを跳ね除ける道満。ルドラ復活を企む道満や、それを阻止しようとする雷吼たちと違って、道長がどう動くかが予想できないので、今後の彼の動きが楽しみです。