BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 魔戒烈伝 第2話感想

 「牙狼 -GOLD STORM- 翔」にて、魔城ラダンの復活を目論見、流牙たちの宿敵として立ちはだかったジンガとアミリ。まだ彼らが人間だった頃、その出会いを描く物語。第1話の主役が烈花だったのも意外でしたが、敵サイドのキャラを主役に持ってきたのにはさらに驚かされました。ジンガはともかく、アミリがかつてはどんくさいけれど仲間のことを第一に考えて守ろうとする娘だったとは。「出会いによって愛が生まれることもある。それが幸せにつながるとは限らないが」というラストのゴンザのセリフが、このあと2人がたどる運命を思うと、なんとも物悲しくなります。のちにこの2人が壊滅させた村の生き残りであるガルドとハルナが、アミリが霊獣の毛皮を届けたホムロの里、今回の冒頭にも登場したヒカゲに助けられて成長し、のちに流牙たちとともに2人の野望を打ち砕くことになるのですから、運命とは皮肉なものです。