BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 魔戒烈伝 第9話感想

 今回の主役は劇場版「媚空」に登場した、闇斬師を目指す青年・代知。媚空が無作為に選んだ3人の人間の心の中に置いてきた札を、夜明けまでに全て回収するという試練を受けた代知。途中、心の中に入り込めない女を見つけた彼は、他に何があっても関わるなという媚空の言いつけに背いてそのあとを追うが・・・。

 「媚空」はいろいろ都合がつかないうちに公開が終わってしまい、しかもまだDVD化されていないので、私にとってはまた知らないキャラの話となりました。同様の人が多いことを想定してか、代知がデッドプールのごとく第四の壁を無視してこちらにいろいろと説明してくれたおかげで、さほど不自由はありませんでしたが。誰とも関わらず、誰も信用することのないストイックな媚空とは対照的に、代知はよく笑顔を見せるお人好しな青年でしたね。正直言ってこの性格で闇斬師は向いていないように思えましたが、媚空の真の狙いは彼の「守りし者」としての心を試すことであったとは。媚空の言いつけに背いてまで「守りし者」としての行動を優先した彼の心に報いるように、その窮地に登場したのは雷牙。鎧の召還前は素手での戦いを好む雷牙の戦いぶりを久しぶりに見ることができました。それにしてもストーカー気質の奴までいるとは、ホラーもいろいろな奴がいるものです。