BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンオーブ 第20話感想

 ジャグラーを狙う惑星侵略連合の生き残り、メトロン星人タルデの話。ジャグラーの過去についても明らかになるかと期待していましたが、そちらについては過去にガイと同じ勢力に属していたという過去にも語られたこと以上のことはわかりませんでした。しかしジャグラーも過去にウルトラマンだったにしては、今の姿はウルトラマンとはかけ離れていますね。ベリアルですらウルトラマンの面影は強く残っているというのに。「光に選ばれたのは奴だった」と語っていましたが、ガイもジャグラーも過去にはウルトラマンではなかった、ということでしょうか。

 ギンガに出てきたメトロン星人はアイドルにはまったことで地球人の味方となり、全力のオタ芸でギンガ、ビクトリーを勝利に導くというぶっ飛んだキャラでしたが、今回のタルデはボスだったドン・ノストラの復讐に燃える純然たる戦闘キャラ。しかし、あくまでターゲットはジャグラーであり関係のないものに手出しをするつもりはないとガイやナオミに警告するあたりはメトロン星人らしいキャラでしたね。両腕に装備したラウンドランチャーと円盤との連携攻撃でオーブを苦しめる活躍を見せましたが、オーブオリジンには敵わず初代同様夕日に死す。死の間際に放った「この夕日も闇に飲まれてしまうのか」という言葉が、いよいよクライマックスへと向かう物語の不穏さを掻き立てます。それにしてもジャグラーを演じる青柳氏、よくもまぁあそこまでゲスい笑い方ができますね。まさにジャグラーを演じるために生まれてきたようです。