ジニス打倒のための乾坤一擲の策が一瞬にして無へと帰したクバル。彼がどのような行動に出るか注目していましたが、破れかぶれのゲームでジニスに命乞いをするとは、失望させてくれますね。策士を気取るなら用意していた策が潰えた場合の次の策や次の次の策を用意していて当たり前。それができないのであればせめてジニスの不興を買うために自害するべき。それすらもできないというのは、同胞の敵討ちへの彼の思いはその程度のものだったということですね。たとえゲームに成功して命を長らえたとしても、待っているのは死ぬまでジニスを楽しませるためにゲームを続けさせられる地獄の日々だというのに。
クバルとの決戦を軸としながらも、その一方ではバドとアザルドの邂逅、そして大和の父との再会と、クライマックスへ向けての布石となりそうな出来事が展開。特に母の死に関係しているらしい大和の父との確執についてはどういうものかが気になりますね。
そして迎えたクバルとの決戦。等身大戦は意外にあっけなく決着がつきましたが、ナリアが恨みも込めて何枚もメダルを投入したことにより、クバルは大幅にパワーアップして巨大化。しかしジニスへの恐怖を乗り越え、負傷を押して戦いに加わった操の奮闘により、ついにクバルは撃破されることに。「俺に絶望する資格はない」「前の俺とはレベルが違う」というセリフにも、操の成長ぶりがうかがえましたね。