BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

絶狼 -DRAGON BLOOD- 第1話感想

 黄金騎士ガロ、冴島鋼牙の最大のライバル、そして無二の親友として、鋼牙を主人公とするシリーズでもう一人の主人公といっても過言ではない存在感を放ってきた銀牙騎士ゼロこと涼邑零。オリジナルDVDでの展開を経て、ついに彼を主人公とする物語をテレビで見られる時がやってまいりました。

 今回は初回ということで、今回の物語のヒロインであるアリスと零の出会いを描く回。アリスは魔戒騎士やホラーとは何の関わりもなく生きてきた一般人で、そんな彼女と零との出会いは、鋼牙とカオルの出会いを彷彿とさせますね。ホテルに取り憑き、宿泊客を餌食にしていく多数のホラーとの対決に大きく尺をとっており、牙狼シリーズ最大の魅力であるアクションの華麗さを初回から堪能させてもらいました。既に10年以上零を演じ続けているだけあり、藤田玲さんの双剣さばきもすっかり円熟の域に。鎧を着用しての巨大ウサギ型ホラーとの対決では、懐かしの装着限界時間のカウントダウン表示を見せながらも、ワイヤーアンカーを使用した新しい戦い方を見せてくれました。銀牙の写真を撮ったアリスと、彼女が落としていった謎の「卵」の写真を拾った零。さらに冒頭とラストで映された、遮二無二走り続ける馬車とそれに乗せられた巨大な物体、その中で眠る謎の男。今回も謎に満ちた物語が展開されるようで楽しみです。