BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第22話感想

 ついに明らかになる永夢と社長の因縁。隠れ家で「計画通り」とばかりに悦に入っていたのに、いきなり後ろのシャッターがガラガラと開いて衛生省の役人たちが入りこんできて「もう終わりだ」と慌てる様には、のっけから笑わせてもらいました。自分をゲーム病に感染させるという荒業を使ってまで時間稼ぎをしなければならなかったあたり、本気で想定外の事態だったんでしょうね。これまで永夢たちを散々掌の上で転がしてきた割には、妙なところで抜けている男です。

 そんな社長と永夢の因縁の始まり。自分よりもゲーム作りにおいて上回る才能の持ち主の存在を知ったばかりに、そいつをバグスターウィルスに感染させたうえマッドサイエンティストを使って手術を施し、長じては仮面ライダーに仕立て上げて自分の計画の手駒にして弄ぼうとしていたとは、人間としての器が小さい癖にやることが偏執的すぎますね。知らないうちにここまで人生を翻弄されていたことを当人から聞かされて、永夢はよく医師としての自制を保てたものです。そんな永夢をあざ笑い、デンジャラスゾンビの真の力で彼を倒す社長ですが、もはや何を言っても笑いにしかならない領域に突入していますね。得意の絶頂で古巣へと帰還する社長ですが、前述のとおり彼には抜けているところがあります。妙な仏心を出して永夢を殺さなかったこと、そして彼が殺した九条貴利矢の遺産が、次回文字通り彼の命取りとなりそうです。