BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

絶狼 -DRAGON BLOOD- 第12話感想

 いよいよ迎えた最終回。まぁ先週アリスがラスボスというところに落ち着いたからには、行きつくところまで行くしかないとは思っていたので、展開に予想を裏切るようなところはありませんでしたね。いつかはあると思っていた絶狼の心滅獣身がここで来たのは驚きましたが、巨大化ばかりか翼は生えるわ尻尾は伸びるわ、最終的には自身がドラゴンみたいな姿になって、鋼牙や雷牙がなったときよりもさらに派手でした。アリスに関しては、あれだけのことをしでかしておきながらこれからものうのうと生きていくのは納得がいかないし、さりとて零に斬らせるわけにもいかないので、ああするしかなかったでしょうね。これを言ってしまうのは酷なのですが、あの零があれだけ彼女を守るために必死になり、親友である鋼牙にすら教えていない自分の本当の名を教えるほどの女であるというだけの説得力が、アリスというヒロインには決定的に欠けていたのが残念でなりません。それにしても、カゴメもエデルも、そしてアリスも、このシリーズで初めて登場したキャラが全員死亡というのは尋常ではありません。基本は暗くシリアスでもだいたいはハッピーエンドで終わる牙狼シリーズの作品らしからぬ終わり方でしたね。