BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第26話感想

 パラドが仕掛けた人類滅亡のための恐るべきゲーム、仮面ライダークロニクル。こんなやばいものを衛生省が放っておくはずがないと思いましたが、やはりというかなんというか、衛生省が販売中止と回収に乗り出すことに。しかしこのゲーム最大の危険性である「ゲームに負ければ消滅する」という点についてはパニック回避のため伏せられ、永夢と飛彩にも待機命令が出されることに。

 こうした状況下でも、それでもドクターとして自らのなすべきことを果たすために、待機命令を破ってでも患者のために戦いに赴く永夢。彼の姿に触発され、「ドクターとは何か」を己に問い、永夢の後に続く飛彩。仇敵グラファイトの復活を知り、仮面ライダークロニクル攻略のため闘志を燃やす大我。そして記者団からの追及を受け、消滅のリスクを認めつつもドクターたちを信じるようマスコミを通じて日向審議官が訴える中、それぞれの決意を胸に3人のドクターが戦場に立つ場面は、もはや最終回直前のような熱さをもっていましたね。どんなに優れた医師であっても、患者の信頼なくしては患者の病を治すことはできない。その点において、行動によって患者の信頼を勝ち取ることに成功した永夢は、最高の名医なのかもしれません。

 衛生省の発表により消滅の危機が明らかにされた以上、仮面ライダークロニクルのプレイヤー数は激減を免れないはず。しかしパラドたちもこうなる流れは当然のものとして想定しているらしく、果たして彼らが仕掛けてくる次の一手とは。