BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第33話感想

 永夢たちを裏切り正宗についた飛彩。動揺をしつつも、飛彩から学んだ医師としての覚悟を胸に彼と対峙する永夢がメインの回。飛彩が永夢の影響を受けたように、永夢もまた飛彩から医師としてのなんたるかを学んできたということを改めて実感させる回でした。個人的には永夢のガシャットを奪い、彼を糾弾する永夢に涙ながらに言葉を返す飛彩が印象的でした。医師としてではなく、一人の人間としてここまで彼が感情をさらけ出す姿を見せたのは初めてではないでしょうか。同様に、これまで態度や言葉には出してはきませんでしたが、小姫を救えなかったことに責任を感じ、飛彩の恨みを買う立場にあえて身を置いてきたことを初めて言葉に出した大我の「俺を憎んでさえいればよかったのに」というセリフも印象的でした。

 一方、今週も絶好調のクロノス。前回ホワイト企業だなどとのたまわっておりましたが、報酬を小出しにしながら飛彩に望まぬ労働を飛彩に強いるというブラック企業ぶりを早くも披露。ゲムデウスのデータから抽出したウィルスを送りこみポーズを封じるというパラドとグラファイトの秘策も、なんと「仮面ライダーレーザー レベル0」によって破り一蹴。果たして彼は、あの九条貴利矢なのか・・・。