BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第21回感想

 前半はラッキー、小太郎、そしてスティンガーとスコルピオの決戦。復活したチャンプが助けに来るのは当然予想していましたが、まさかMGSシリーズのスネークの名台詞「待たせたな」を口にするとは思いませんでした。キュースピアを弾き飛ばされたスティンガーが、チャンプから投げ渡されたキューアックスで窮地をしのぐのはよかったですが、個人的にはサソリ兄弟因縁の決着としてはちょっとあっさりしていたな、というのが正直な感想。スコルピオには最期まで冷徹な悪役として死んでほしかったですけど、改心してああしないとスティンガーが死んでしまいますので、やむを得ないところですね。

 後半はドン・アルマゲがモライマーズを起動したのに対抗し、ついに3つのキュータマでアルゴ船を復活させるラッキーたち。船内を捜索し、中に置かれていた冷凍睡眠装置を解除すると、その中から現れたのは・・・。てっきりアルゴ船自体が轟天号やヤマトみたいに単艦で戦況を覆すことのできる万能戦艦かなにかだと思いきや、アルゴ船自体はただの船で、その中で眠っていた謎の男・鳳ツルギこそが絶大な力の持ち主だったというのはなかなか意外なオチ。ツルギが変身した新戦士・ホウオウソルジャーは単身でジャークマターの戦闘機を次々と撃破し、ビッグモライマーズも一刀両断、あのマーダッコさえ一撃のもとに葬り去るという恐るべき強さを見せてくれましたが、はたしてその強さ、あのドン・アルマゲが怖れ、地球ごと葬り去ろうとしたのにふさわしいものなのでしょうか。そして例年では6人目に当たるツルギですが、近年の例に漏れずまた扱いにくそうな性格ですね。