BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第38話感想

 グラファイトとの戦いで致命傷を負い、手術室に運び込まれた大我。特に心臓の損傷が酷く、手術には飛彩の天才外科医としての腕が求められ、灰馬は彼に戻ってくるよう訴えるが、そこには正宗の罠が仕掛けられていた・・・。

 小姫のデータを人質に取り、わざと大我の手術を失敗するように飛彩を脅迫するという相も変わらず下劣な罠を仕掛けてくる正宗。そして、ついにその葛藤に終止符を打つ飛彩。彼の下した結論には、天才外科医としてのプライド、永夢からの信頼、そして、正宗の脅迫に従えば「世界で一番のドクターになって」という小姫の最期の願いを裏切ることになるという超えてはならない一線があったのでしょう。いずれも己の利のみで動く正宗の理解の及ぶものではないでしょう。あのままでは自分を救うために飛彩に恋人を切り捨てる決断をさせてしまったという新たな負い目を大我が負ってしまいそうでしたが、飛彩が大我にこれまでのことを謝り、大我もまた飛彩に命を救ってもらったことを感謝することで、両者の間のわだかまりが完全に消えたのを示すのは丁寧な作りでしたね。

 迷いに決着をつけた飛彩が戻り、さらに結束を強固なものとしたCR。そして次回は遂に、永夢とパラドの決着が・・・?