BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンジード 第3話感想

 今週の話はウルトラマンゼロの登場とジードの新たな力、ソリッドバーニングの登場がトピックですが、例によって気になったことをつらつらと。

  • ジードのいる宇宙へとやってきたゼロ。ウルティメイトブレスレットは破損しており、本来ならば敵ではないはずのダークロプスゼロを取り逃がしてしまうあたり、クライシスインパクトでのベリアルとの戦いで負ったダメージがいかに激しかったかを物語っています。この戦いで初めてジードと遭遇したゼロ。その反応を見る限り、彼の存在はゼロも(おそらくは光の国の他のウルトラマンたちも)知らなかったようですね。
  • ダークロプスゼロとの戦いで全く歯が立たなかったリク。その敗戦を受けてやることが「寝る」というのはさすがに突っ込まざるを得ませんね。これがウルトラマンレオだったら、敵に敗北したら文字通り比喩でも何でもなく命がけの特訓をやらされるところでしょう。ライハという武術の達人がすぐそばにいるんですから、彼女に頼んで格闘戦の手ほどきをしてもらうとか、いろいろやりようはあるでしょうに。
  • ジードとダークロプスゼロの戦いで崩れたビルの下敷きになりかけた子供を助け・・・ようとして足を滑らせたはずみでトラックに轢かれてしまったサラリーマン、伊賀栗レイト。なんとも冴えないいきさつではありますが、ともかくそんな彼の行動を見ていたゼロは、彼と一体化してその命を救うことに。親父や師匠は自ら人間の姿に変身していたのに、ゼロが地球人の姿を借りるときはいつも誰かと一体化していますね。普通この手の人間と一体化したウルトラマンというのは、よっぽどのことがない限り一体化した相手の人間には話しかけてこないものですが、前にタイガに変身した時と同じく、ゼロはとにかくしゃべるしゃべる。さらにはレイトに絡んできたチンピラたちを、レイトの体を借りてどっちが弱いものいじめなんだかよくわからなくなるぐらいに叩きのめしたり、やりたい放題。病み上がりじゃなかったのか、お前。ウルトラマンの中でもとびきり血気盛んな奴と、気弱で冴えないサラリーマン。このコンビは見ていて楽しくなりそうな予感がしますね。
  • 登場初期の頃を彷彿とさせるやんちゃぶりを披露したゼロですが、クライシスインパクトの当事者である光の国のウルトラマンである彼が来てくれたことで、クライシスインパクトで何が起こったのか、その真実の一端が明らかに。それは、リクたちがいる宇宙は確かに消滅しかけたが、その間際にウルトラマンキングが宇宙と一体化したことによって消滅の危機から宇宙を救った、という驚くべきもの。このところノアばかりが目立っていましたが、さすがは元祖伝説のウルトラマン。やることのスケールが違います。一方、ヒカリが開発したウルトラカプセルが何者かによって盗まれ行方不明となり、ゼロはそれを探しにこの宇宙へとやってきた。ウルトラカプセルを盗んだ犯人については、今のところベリアルとも誰とも目星はついていないようですね。
  • ゼロを誘き出すために再びダークロプスゼロを召還するケイ。合計3体のダークロプスゼロに囲まれジードがピンチに陥ったとき、ジードを信じる少年からセブンのウルトラカプセルが分離。前回入手したレオのカプセルと合わせ、新たな姿、ソリッドバーニングに変身するジード。セブンとレオ、ともにパワーと格闘能力を持ち味とするウルトラマンの力を受け継いだジードは、繰り出す技の数々でダークロプスゼロを圧倒。ジースラッガーを足に装着して放つ回し蹴り・ブーストスラッガーキックや、ブースターのように炎を噴きだす拳を繰り出し炎を纏った光線を放つストライクブーストなど、男のロマンをくすぐる必殺技の数々が魅力的でした。
  • レオとセブンのカプセルが起動したことを確認し、「あと4つ」と呟くケイ。オーブでも、オーブに魔王獣を倒させカードを集めることによってマガオロチを目覚めさせることがジャグラーの狙いでしたし、リクがカプセルを手に入れていくこともケイにとっては何らかの狙いが織り込み済みのようですね。