BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第22回感想

 前回アルゴ船とともに復活した自称伝説の戦士、ホウオウソルジャーこと鳳ツルギ。今回はいよいよその人となりに迫り始める回。登場したての新戦士にありがちなとおり、キュウレンジャーを用済み扱いしたり、人命への被害を考慮しなかったり、いろいろ問題はありそうです(後者は登場したてだからといって目こぼしできるものではありませんが)。一方で、ジャークマターが徹底的にツルギの存在を歴史から抹消しようとしていたことが明らかに。実際の歴史でも王や皇帝が自分にとって都合の悪い人間を始末したうえでその人間のことを記録から抹消したり業績をゆがめたりするようなことはいくらでもあったわけですが、地球ごとツルギを抹殺しようとしていたことのみならず、その存在の痕跡をも歴史から完全に抹消しようとしていたというのは、ツルギに対するドン・アルマゲの異常なまでの警戒と恐れを感じますね。

 そのドン・アルマゲについてもツルギは、300年前に冷凍睡眠に入る前に確かに倒した、と気になることを告白。普通に復活した、とも考えられますけど、ドン・アルマゲが人前に現れるときは常に立体映像でドン・アルマゲ本人に対面した者は少なくとも今まで描かれてきた範囲では誰もいない、さらには立体映像でもどんな顔をしているのかさえ判然としないということを考えると、実は何者かがドン・アルマゲの名を騙ってジャークマターを操っているのではないか・・・とも考えられますね。