BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンジード 第4話感想

 第3のヒロイン(ペガをヒロインと数えても一向に構わんでしょう)、愛崎モアの登場回。今回も感想いってみましょう。

  • 早くもライハに財布の紐を握られているリク。自転車の購入資金についてはローンまで組まされる始末。ローン持ちのウルトラマンなんて前代未聞です。この年にして既にヒモみたいな感じですが、前の作品の主人公も実質的には同じようなものでしたからね。どうなってるんだ、最近のウルトラマン
  • リクの幼馴染、愛崎モア登場。保険のセールスマンという表の傍ら、地球に不法滞在していたり犯罪行為を行っている宇宙人を取り締まる秘密組織AIBのエージェントとして活動している・・・と書けばかっこいいですが、その実態はこれでよく仕事が務まるなと思えるほどの超絶ドジっ娘。「ジーッとしててもドーにもならない」をリクに教えたのも彼女ですが、まさかそれがウルトラマンの名前に使われているとは思ってもいないようですね。彼女の上司であるシャドー星人ゼナは彼女とは対照的に優秀なエージェント。人間の姿の時に常に無表情で喋る時も言葉を発するのではなくテレパシーなのは、その仮面のような素顔が示す通り表情筋がないため・・・らしいのですが、そんな説明をされても、他の宇宙人だって素顔は仮面みたいなもんだけど人間に化けたら表情豊かだしよくしゃべるじゃないか、とツッコみたくなります。この宇宙がキングによって救われたという事実に関しては、AIBも把握しているようですね。
  • 編集者との打ち合わせの席で、遠い宇宙にいる相手と交信して報告を行っていると言うケイ。間違いなく変な人と思われるので人に言うのはやめた方がいいと思いますが、この発言から推察するに、彼の正体はベリアル本人ではなく、なんらかの理由で自ら動くことはできないベリアルが地球での活動を行わせるために生み出して派遣した分身、あるいは使い魔のようなものなのかも。
  • 今回もリトルスターの持ち主が登場しますが、今までのように地球人の子供ではなく大人、それもピット星人に宿っているという意外な登場の仕方。ウルトラカプセルが宿る相手に法則性はないのでしょうか。ピット星人といえばエレキングが対になって出てくるのがセオリーですが、今回はエレキングが彼女のリトルスターを狙って追いかけるという本来の主従関係が逆転した展開になるのが面白かったですね。
  • ジードに変身しエレキングと戦うジード。放電攻撃と伸びる尻尾というリーチの長さが厄介なエレキングですが、さすがにジードの戦い方にも慣れが生まれてきましたね。エレキングがピット星人に迫ったとき、モアが強力な催眠花粉を出す押収品の宇宙植物を使って活動を鈍らせることに成功。普段はああでも、窮地になると力を発揮するタイプですね。そして、ピット星人の「楽にしてやりたい」という祈りを受けて、かつてセブンが戦った時と同じようにアイスラッガーエメリウム光線エレキングにトドメを刺すジード。ピット星人からも、彼女に宿っていたウルトラマンヒカリのカプセルを回収するのでした。
  • 対面したライハとモアの間で絶賛修羅場中のリクの前に現れるレイトことゼロ。しかし彼女たちの目があるので、今回は励ましの言葉を贈るに留めて別れることに。なんだか悠長な気もしますが、ゆっくりリクを見定めようとする余裕と落ち着きが身についてきたとも言えますね。