BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第25回感想

 トケイキュータマを手に入れるためには、惑星トキの各地にある12個のゼンマイ全てを30分以内に回す必要があった。キュウレンジャーは一人ずつ散りゼンマイを回しに向かうが、フクショーグンテッチュウの攻撃で生じた異変により、それぞれのメンバーの前に記憶に強く残る相手が現れる・・・。

 再生怪人オンパレード、とでも評したくなりますが、ラッキーやスティンガーのように過去の強敵と戦うことになった者がいれば、ただいつも通りのナーガが出てきただけのバランスや女装した時の自分が出てきたガル、ビッグベア総司令と酒を酌み交わすショウ司令など、出てくる相手は様々。ラプターに至ってはラッキー、スパーダ、ショウ司令、ツルギに同時に求婚されるという、記憶というよりは妄想が実体化したと言った方が正しい状況。というか普段から何考えてるんでしょうかこの子は。一方でエリードロンやマーダッコ、スコルピオだけでなくザコ怪人であるゴネーシまで出てきたのに、まぎれもない強敵でありながら出番のなかったイカーゲンが哀れです。マーダッコに至っては記憶から実体化した奴だけでなくまさかの再生を果たした本物まで登場。たちの悪いアイドルオタクみたいな性格になってあっさりやられてましたが、これはまた忘れた頃に出てきそうな気がしますね。こうしていろいろなのが出てきたせいで、肝心のメインである小太郎と彼の母のエピソードが、あまり印象に残らなかったような。

 そして、初の12人名乗りとテッチュウとの決戦。キュータマジンは全員がキュータマに搭乗した今回の状態が本領発揮なのでしょうね。ツルギが指示を出し、腕や足を担当するメンバーが的確に動作をする方式は、先日のパワーレンジャーでのメガゾードの操縦方法を逆輸入した感がありますね。