BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンジード 第7話感想

 リクたちを自らの講演会に招待する伏井出ケイ。しかしそれは彼の仕掛けた恐るべき罠だった・・・というわけで、ついにケイが直接リクたちにアプローチを仕掛けてきた回。どうも彼はハルキストならぬフクイデストなる言葉まで存在する(まぁ店長が勝手に言ってるだけかもしれませんが)ぐらいの人気作家らしいですが、日本においてこうもSF作家が市民権を得ているというのはすごいですね。現実の世界では日本で最も有名なSF作家である星新一小松左京筒井康隆でさえ村上春樹とかに比べれば読んでいる人は少ないというのに。そんな彼の作品がどんなものかといえば、要約すればこれまでのベリアルとゼロたちの戦いを、ベリアルを主役として都合のいいように改変したもの。SFどころかノンフィクション、いや、ただの捏造本ですね。そんな本で悪役として描いているのにゼロに当たるキャラが最も読者の人気を得ているということを、ベリアル閣下はどう思っているんでしょうか。

 まぁそれはさておき、人気作家としての立場を最大限に利用して、リクたちに迂闊に手出しできない状況を作り出したうえであのギャラクトロンを召還し、ゼロに無抵抗でギャラクトロンの光線を受けるように脅迫するケイ。悪役として初めて表舞台に出てきたにしては、最初からえげつないやり方で飛ばしてきてますね。オーブを散々苦しめた記憶も新しいギャラクトロンは、今回も存分にその強さを発揮。先週登場したばかりのジードクローも歯が立たず、ジード渾身の必殺技でも左手を破壊するのが精いっぱいという相変わらずのとんでもない硬さ。そして、レイトをかばってギャラクトロンの光線の直撃を受けたゼロは消滅し、ウルトラゼロアイも石化してしまうという大ピンチで終わり。もはやゼロが主役みたいなんですが・・・。