BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダービルド 第3話感想

 龍我の冤罪のカギを握ると思われる存在として浮上したナベシマという男。その素性を探るため、もう一つの顔である大人気ネットアイドル「みーたん」の立場を利用して情報を収集する美空。まぁ確かに、ネットで炎上した人の自宅まで瞬く間に突き止めてしまういわゆる「特定班」の力は実際すさまじいものですが、使いようによっては恐ろしいことになりそうです。

 美空が突き止めたナベシマのケータイに電話をかけ、無実の証明を迫る龍我。しかし、実はナベシマもまたスマッシュを生みだしている謎の組織「ファウスト」に妻子を人質に取られていた。ついに悪の組織の名前が出てきましたね。しかし、龍我に科学者の元へ向かうように仕向ける要員も、彼女にそれを依頼する要員も、どちらも組織のメンバーではない人間を使ったうえ、用済みになれば怪人にしてしまう(倒されても改造される前後の記憶は消滅するという保険付き)というのは、これまでの悪の組織と比べて格段に秘密保持に慎重なのが伺えますね。

 ナベシマの妻子のいる西都へと、密航船で向かおうとする龍我と紗羽。彼らの密航を阻止しようとするガーディアン、それにスマッシュが現れた時、駆けつけた戦兎は新たな姿、ホークガトリングに変身。エグゼイドのコンバットシューティングゲーマーもそうでしたけど、やはり飛行能力と銃火器の相性はいいですね。ここまで登場したラビットタンク(バランス型)、ゴリラモンド(パワー&防御力特化型)、ホークガトリング(飛行&銃撃型)の3つで今後しばらくは戦っていくのでしょう。「見返りを求めたらそれは正義ではない」という戦兎の言葉には、普段の言動とは裏腹に正義のヒーローとしての彼は非常にストイックであることがうかがえますね。しかしスマッシュを倒したのも束の間、謎の襲撃者の奇襲を受け倒れてしまう戦兎。その姿はナイトローグにも似ていますが、胸にはコブラのかたちのエンブレムが。ナイトローグがコウモリ、今回登場した敵がコブラなので、ファントムの幹部怪人はショッカーの初期怪人がモチーフなのでしょうか。そうなると他にもクモとかサソリの幹部怪人が出てきそうですが・・・。