BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダービルド 第5話感想

 パンドラボックスから分離した2枚のパネルの一方がファウストのアジトに、そしてもう一方が秘密基地の壁に埋め込まれていたことから、マスターがファウストのメンバーである疑惑を問い詰める戦兎。それに対してマスターは、パンドラボックスを起動させて「スカイウォールの惨劇」を引き起こした宇宙飛行士が自分であることは認めつつも、パネルについてはかつてファウストに捕らわれた美空を救出する際についでに奪ってきただけだと、ファウストのメンバーであることは否定。戦兎は一応は納得していましたけど、パンドラボックスを起動させた理由は「どうかしてた」だし、戦兎を拾ってビルドとして戦わせることにした理由もなんだか曖昧だし、どうにもすっきりと疑いが晴れたとは言い難いですね。

 一方、紗羽の調査により記憶を失う前の戦兎のことを知る人物の存在が判明。記憶を失う前の戦兎は佐藤太郎という名前で、弟分の立弥とゴミ屋敷のようなボロアパートで暮らしながらバンドをやっていたということ。立弥によると彼は新薬のモニターのアルバイトを受けに行って行方をくらましたそうですが、今の戦兎のような天才的な頭脳があればあんな暮らしを送る必要なんかないので、彼の頭脳についてもファウストでの人体実験で与えられたものである可能性が高そうですね。

 過去を追う戦兎の前に姿を現したファウスト第二の幹部、ブラッドスターク。ビルドに対する態度は、まるで彼の能力を推しはかりながらさらなる成長を促しているかのように見えますが、果たしてその狙いはどこにあるのでしょうか。ブラッドスタークによってスマッシュにされた立弥を新たなベストマッチ、ニンニンコミックで撃破し元に戻す戦兎ですが、無実を晴らす道を断たれ鬱憤を募らせていた龍我がファウストのアジトを探るため彼をスマッシュに戻してしまうというとんでもない暴挙に。香澄や鍋島の件から察するに、彼の無実を証明するには犯行を指示したナイトローグをとっ捕まえて警察に突き出すぐらいしか方法が思いつきませんが、できるんでしょうかそんなこと。