BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 第1話感想

 「炎の刻印」「紅蓮ノ月」に続く、アニメ版牙狼第三弾となるシリーズがスタート。中世ヨーロッパ風の世界が舞台の「炎の刻印」、平安時代の日本風の世界が舞台の「紅蓮ノ月」とは異なり、新たなシリーズは実写TVシリーズに近い現代のアメリカ風の世界が舞台。そんな世界にあわせてか、主人公である黄金騎士の称号を持つソードは、ゴリラのような筋骨隆々の大男でホラーとも正面から殴り合い、ザルバと同じ髑髏のエンブレムがついた文字通りのモンスターバイクを乗り回すというなんともアメリカンなキャラクター。巨大なレアステーキとケチャップをたっぷりかけた山盛りのフライドポテトを平らげ、仕事が終われば女と遊びおっぱいに手を合わせて生きていることに感謝するなど、これまでの生真面目でストイックな黄金騎士のイメージとは全くの対極に位置する、生きていることを最大限に謳歌している人間ですね。ホラーとの戦闘シーンもこれまでとは一線を画すダイナミックな演出の連続で、鎧の召還シーンひとつ取ってみても、バイクに乗ってスピンしながら剣先で地面に円を描いて召還するのには度肝を抜かれました。

 さて、今回のシリーズの肝となるらしいものは、「エルドラド」なるキーワード。どうやらホラーがその手がかりを握っているらしいその謎を巡って、ともにそれを追っているソードとヒロインの少女・ソフィの出会いが描かれましたが、これからどんな物語が描かれていくんでしょうか。