BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 第9話感想

 ナイトとの戦闘の結果、ルークは重傷を負い、ソフィはシスターを失い、ソードは街に大きな被害を出してしまったことを悔いていた。そんな折、ソードにソフィを連れて西にあると思しき「エルドラド」を目指すよう指令が下される。

 民間人の少女を連れて、場所なのか組織なのかもわからない「エルドラド」を目指して西へ向かえとは、ずいぶんと漠然とした指令ですね。まぁ番犬所もそれだけ、あれだけの被害をもたらしたナイトとその背後の「エルドラド」を脅威ととらえているのでしょうけれど。ともかくそんなわけで始まる、ソードとソフィの旅。大男と少女がでかいバイクに乗って荒野を西へと走る、絵に描いたようなアメリカンロードムービーですね。これまでの牙狼では舞台となる場所は管轄などを理由に固定されていてその範囲内で魔戒騎士とホラーの戦いを描くものがほとんどでしたので、こういう流れはなかなか新鮮です。

 一方、「エルドラド」の本拠地らしき所に戻ったナイトは、手ぶらで帰ってきたことを二人組の男女に咎められることに。チェスの駒で言うなら、女の方がクイーンで男の方がビショップでしょうね。浪川大輔さん、朴璐美さん、堀内賢雄さんと、過去の牙狼アニメシリーズで味方側のキャラを演じた人たちがことごとく敵側のキャラを演じているのも面白いです。