BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 第10話感想

 ナイトとの戦いで重傷を負ったルーク。その過去を交えて、彼が再起を果たすまでの物語。

 前半はソードとナイトの戦闘によって生じた被害の様子がさらに明らかに。二人の魔戒騎士同士の激突の結果が、9.11のような大惨事を引き起こしたとは、改めてとんでもないことですね。おまけに結界にゆるみが生じたことで、人間に化けたホラーが白昼堂々うろつきながら獲物を物色しているという、実写アニメ問わずこれまで見たこともないような事態にまで発展しています。エルドラドも重要ですけれど、こんな状況で黄金騎士を街の外へ派遣してしまって、ちゃんと他の騎士に代わりに滞在してもらうとか対策はとっているのでしょうか。

 後半はこれまでちらちらと描かれてきたルークの過去とナイトとの因縁が明らかに。やはりナイトはルークの父であり、キバのように力を求めるあまり闇へと堕ちて暗黒騎士となったわけでしたね。ルークの愛用の銃も、法師であった母の形見だったとは。被災地でその救出の一部始終に立ち合うことになった少女と消防士の姿を見て、いまわの際の母の言葉を思いだしたルーク。街を出る彼はどこか憑き物が落ちたようになっていましたが、再び父と遭遇した時、今度こそ雪辱を果たせるのでしょうか。