BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダービルド 第27話感想

 東都VS西都の代表戦、2戦目はクローズVSヘルブロス。前回のラストの時点で龍我が負けるのはわかってはいましたけど、実力勝負では負けておらず鷲尾兄の仕掛けたブラフによって敗北を余儀なくされ、なおかつそれをばらされても、以前の龍我だった殴りかかっていたであろうところを、騙された自分が悪いと潔く敗北を認めつつ、後に続く戦兎の勝利を信じて後を託すという流れにしたのは、彼の株を落とすどころか逆に持ち上げる見事な展開でしたね。

 そして3戦目は両陣営ともに切り札を切るかたちとなったビルドVSローグ。「戦争に加担したい科学者なんて一人もいない」と戦闘中に叫んだ戦兎ですが、科学者を名乗るならオッペンハイマーフォン・ブラウンが戦時中に何をしたかぐらい知っていてほしいですね。特に平成ライダーシリーズでは死神博士に始まり、平成に入ってからも自らの欲望のために科学を悪用する科学者がごまんと出てきたわけですし。スパークリングではやはりローグには敵わないビルドでしたが、以前自分が葛城であることを知り自失した時に龍我に言われた言葉を思い出して奮起。2戦目の時の回想シーンで龍我が「今の自分を作ったのはあいつだ」と言っていたのと対になっているのがいいですね。そしてビルドはハザードトリガーとともに新アイテム・フルフルラビットボトルを使用し、ラビットラビットフォームに変身。ハザードの強さはそのままに完全に意識を保ち、ローグを圧倒。場外へ吹き飛ばしたローグを追って戦闘は続行されますが、西都側は紗羽によってもたらされたデータをローグにインプットし、巻き返しを図る。まぁ、登場を果たしたばかりの新フォームが負けたらおもちゃの売上に響くので負けるとは思えませんが(オイ)。